【ANA】 退役間近のジャンボ「747」 ラスト搭乗レポ(那覇→羽田)

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「ジャンボに乗る」のが普通でなくなったのはいつからだろう。

仙台に住んでいた幼少期は、伊丹空港で見かけるジャンボがとても大きく、
当時は国際線も就航していたので、見るたびにワクワクしていた記憶。
大学生になり、社会人になると、東京=大阪を幾度となく行き来ようになり、
そこで乗る飛行機はいつもジャンボでした。

だって、東京=大阪、ほとんどジャンボしか飛んでなかった(笑)

ANAのジャンボ、B747-400Dが2014年3月末日で“完全退役”する。
JALはすでになく、日系航空会社で所有するのは現在もうANAのみ。
あれだけあったANAのジャンボも残り3機です。

2013年11月8日 ANA
大阪・関西→沖縄那覇 NH124便(11:35-13:45)

もうさんざん乗ったANAのジャンボ、思い残すことはないけれど、
やはり最後にもう一度乗っておくべきかと、ずっと考えていたら、
東京への出張と、前回の記事で紹介したジェットスター・ジャパンの、
大阪/関西→沖縄/那覇で「2,990円」セールを発見。

大阪/関西→沖縄/那覇→東京/羽田→大阪/伊丹

上記のルートを2泊3日で出張することに。自分的にも前代未聞のルート。
結局、羽田からの帰りのANAが一番高くついた(汗)

航空券は「旅割60」でゲット。13,970円。
沖縄/那覇→東京/羽田の普通運賃は40,970円、特割でも3万5千円ほど。

搭乗の2ヶ月前までに予約・購入せねばならず、変更不可・キャンセルすると、
かなりの取消手数料が取られるので、ありがたいけど要注意な運賃。
ただ、旅割はマイルが75%も貯まる(当時)で、事前前座席指定も可能。

2ヶ月前に購入し、乗る日をワクワクして待っていた。しかし・・・・・
冬スケジュールの時刻表で、使用機材が「777-300」なのを発見。

慌ててANAに電話すると、自分が乗る搭乗日の使用機材は、
747のままだが、機材変更はあり得るとのこと。
搭乗日まで、ひたすら機材変更がないことを祈り続けました。

そしてついに搭乗日。

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写真は、那覇空港に着陸する直前の、自分が乗る予定の747。
撮れたはよかったものの、この後が大変だった。

レンタカーに飛び乗り、レンタカーを返却して空港に急いで送迎してもらう。
保安検査場の前で空港関係者の方から「荷物」を受け取って搭乗口に走る。
ほぼギリギリで、自分が乗るジャンボが駐機する搭乗口に到着!

大量の修学旅行生が先に搭乗だったので、その間に新聞と「空弁」を買っても、
結局はかなり待たされた(苦笑)

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いよいよ搭乗。自分が指定した座席は2階席の「86K」。2階席最後列の窓側。

久々の国内線長距離の便だったので一瞬、プレミアムクラスも考えました。
でもやはり、自分がずっと慣れ親しんだ2階席を選んだ。
1階席から2階席に上る階段、懐かしかったです。

搭乗に少し時間がかかったせいか、5分ほど遅れて出発。
上空飛行になってからカメラ片手に機内を少しだけ歩いてみました。

1階席の屋根が低いのと、2階席のプライベート感ある空間は以前のまま。
窓越しに見える4発エンジンが747らしい。
2階席だと、座席上に物入れがなく、窓際席の横に収納場所がある。
シートのオンデマンドシステムや天井のモニターも、いまやレトロ感あり。

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自分的に一番ツボだったのは「マガジンラック」
10年前はまだ普通席にも新聞・雑誌のサービスが存在していたので、搭乗した直後、
ここから新聞を取って座席に向かったのを思い出しました。

平日昼間だったからか、2階席の搭乗率は半分ほど。
ギャレーでドリンクを頼むと「ヒコーキがお好きなんですね~」と、
声をかけられ、ジャンボの懐かしい話でしばし盛り上がりました。
「搭乗証明書」もいただきました。一生の思い出になりそう。

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あっという間の2時間10分のフライト。寝る間もなかった(笑)
離陸、着陸時のずっしり感が、さすがジャンボ。

大阪がベースの自分にとって、ジャンボに乗るのはおそらくこれが最後。
あとで後悔しないよう、無事に搭乗できて本当によかった。
泣いても笑っても来年3月まで。迷っている方は乗ることをおすすめします。

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