日本国内線「PCR検査」航空会社別サービス 旅行や帰省向け

新型コロナウイルス感染症の陽性、陰性を判断する「PCR検査」が、海外渡航時だけでなく、日本国内での旅行や帰省などでも受ける動きが見られます。それに伴い、航空会社各社も、国際線だけでなく国内線の利用客向けに「PCR検査」のサービスを提供しています。

そんな動きがチラホラ聞こえてきて、「今、どうなっているのかな?」と、調べてみました。

※日本国内線で、一部の空港・一部の路線を対象に、無料のPCR検査・抗原定量検査を実施中。詳しくは(↓)

搭乗前モニタリング検査 特設サイト(内閣官房)

※記載内容は2021年8月20日現在

【Contents】

1. ANAやJALのPCR検査

まず、ANAやJALといった大手航空会社の場合。主なポイントと費用は、以下の通り。

ANA

ご自宅で受けられるPCR検査のご紹介

【主なポイント】

・自宅で唾液を採取
・検査所へ郵送で送付
・検体到着後、最短3時間で結果受け取り(土日祝除く平日)
陰性証明書の発行

【費用】

1回9,900円/11,000マイル(税込、検査のみ)
陰性証明書・・・3,300円(税込、日英併記)※海外渡航多くの国・地域(中国、ハワイ州など)で利用不可(利用できる国・地域もある。要確認) 

ANAの場合、費用がややかかるものの、「飛行機に乗らなくても検査が受けられる」「陰性証明書が書面で発行できる」のが、他社との違い。マイルで費用負担も可能。検査方法はRT-PCR検査など。

◆◆◆◆◆

ANA国内線予約者限定 PCR検査

対象者:ANA国内線(コードシェア便、ダイナミックパッケージ含む。例外あり)
対象地域:北海道の一部、沖縄、離島を除く全地域

費用:2,000円(配送手数料400円、返送料360円別途必要)
検査方法:郵送(唾液採取約3分、結果判明キット到着後最短3時間)
申込期限:搭乗10日前まで。6日前までに返送

◆◆◆◆◆

ANAでは「PCR検査オプショナルプラン」もあり、2,700円(税込)でPCR検査が受けられます。ただし、利用条件があります。

検査方法は3つ。「郵送」「検査センター来店」「羽田空港」です。ただし「羽田空港」はクイック検査(抗原定量検査)のみ。

【主なポイント】

ANAトラベラーズ商品(ツアー、ダイナミックパッケージ、ホテル、レンタカーなど)利用者
・対象地域は、北海道の一部、沖縄、離島を除く国内全地域(北海道は札幌、旭川、函館のみ利用可)

・設定期間は「2021年10月2日」まで(検査日は9月30日まで)

ツアー出発18日前、検査日の18日前まで
・ツアー出発の2~4日前に受診、結果は24時間以内メール受け取り

・ANAトラベラーズ あんしんのお守り「お見舞金サービス」と併用不可
・ANAトラベラーズ商品を利用しない場合も、PCR検査オプショナルプラン利用可

【費用】

2,000円(税込)※予約有料

★ANA「ダイナミックパッケージPCR検査オプショナルプラン

このPCR検査は、費用が比較的格安なのと、ANAの公式サイトに載っているという安心感。当初は来店のみだったのが、現在は郵送も可。ただ、申込時期が早め、ビジネス・出張での利用はやや厳しいかなという印象です。陰性証明書の発行は未記載でおそらく発行不可と思われます。

>>ANA・全日空で行く 格安国内ツアーはスカイツアーズ

JAL

JALあんしんPCRサポート

【主なポイント】

対象の航空券、ツアー商品の予約・購入で申込可
・クレジットカード情報登録が必須
FDA、AMX、ジェットスターのコードシェア便でも対象
・にしたんクリニックと連携
申し込みは「2022年1月10日搭乗分」まで

・来院不要、自宅で完結
・唾液を採取して郵送、速達も対応
・土日祝も休まず検査、結果通知をメールで受けられる
陰性証明書の発行は不可

【費用】

片道1,980円(税込)もしくは2,500マイル ※2022年1月10日搭乗分まで対象

JALは、グループ便やコードシェア便を含むすべての国内線の利用者を対象に、格安で「PCR検査」を、期間限定で提供。特に、FDAや天草エアライン、ジェットスターはPCR検査のサービスを提供していません。PCR検査が必要なら、運賃がやや高くても、JAL公式サイトなどから、FDAなどのコードシェア便の航空券を購入すれば、このPCR検査の対象となります。

>> 【航空券+ホテル】JALダイナミックパッケージ

2. LCC「ピーチ」のPCR検査

ANAやJALのほか、LCC(格安航空会社)のPeach(ピーチ・アビエーション)も、搭乗客を対象としたPCR検査を提供しています(期間限定、終了時期に注意)

【主なポイント】

対象は、予約1区間目が「成田」「関西」の国内線
・航空券の購入後にオプションで申し込み
搭乗10日前まで(15日以上前を推奨)
バリューピーチ、プライムピーチでの予約のみ対象

・郵送で検査キット受け取り
・自宅で唾液を採取
・その検体を郵送(その送料のみ自己負担)
・搭乗3日前まで必着(5日前を推奨)
・検体到着後1日以内にメールで検査結果を通知

・検査キットの郵送と検査は平日9時~18時のみ対応
陰性証明書の発行不可

【費用】

2,000円(検体返信時の送料は自己負担)

新型コロナウイルス郵送検査サポートオプション

LCCながら、PCR検査のサービスをいち早く導入したピーチは、検査費用はなんと無料2,000円。検体を返信する時の郵送料のみ負担です。ただ、最も安い運賃(シンプルピーチ)だと対象外だったり、成田と関空のみだったり、対象条件に注意。また、直前だとこのオプションの選択も不可です。

3. もし陽性だった場合どうなる?

もしも、搭乗前に「PCR検査」を受けて、結果的に「陽性」だった場合、支払い済みの航空券やツアーなどはどうなるのか。申込先により、対応が異なるので、要チェックです。

【ANA/JALの場合】

・提携医療機関を受診
・結果判明後できるだけ早く、搭乗前に必ず連絡
・旅程の変更もしくは払い戻し(手数料無料)
・医師による診断書の提出が必要な場合あり
・特典航空券の場合は利用マイルを全額返還(手数料無料)

【ANAトラベラーズ(ツアー)の場合】

取消料相当分のお見舞金を支払い ※実質負担ゼロ
・ツアー出発前日までに取消フォームで手続き
・ツアーご出発の当日以降に取消フォームで連絡した場合も見舞い金は旅行代金の40%上限

【ピーチの場合】

・提携医療機関を受診
バリューピーチは取消手数料1,000円を差し引いてピーチポイントで返金
・プライムピーチは運賃の全額をピーチポイントで返金

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4. そもそも「PCR検査」って?

「PCR検査」は、ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)の略。検査したいウイルスの遺伝子を、専用の薬液を使って増殖させて検出する検査方法です。

「唾液で検査する方法」「鼻や咽頭を拭って細胞を採取して検査する方法」の2つ。いずれも、100%の感度は極めて難しく、感染していても陰性となる可能性もあります。現在は、唾液で検査が主流。

新型コロナウイルスの検査で「抗原検査」「抗体検査」もよく聞かれます。

「抗原検査」は、検査したいウイルスの抗体を用いて、そのウイルスが持つ特有のたんぱく質(抗原)を検出する検査方法。PCR検査に比べて検出率は劣るものの、短時間で結果が判明する、特別な検査機器が不必要といったメリットも。インフルエンザの検査はこの方法です。

一方、「抗体検査」は、過去にそのウイルスに感染していたかどうか、ウイルスに感染すると形成されるたんぱく質(抗体)が血液中に存在するかを調べる検査です。抗体が体内にできるまでに時間がかかります。

【まとめと雑感】

コロナ当初、PCR検査といえば海外渡航で関係あることといったイメージだったのが、今では日本国内でも「帰省する前に」「旅行する前に」と、国内線の利用時にも広がっています。

特に、注目されているのが、地方(田舎)へ帰省する時。

感染者が少ない地方は、コロナに対する警戒心が、都会とははっきり異なる、村八分といった話も、けっこうよく聞きます。だから、PCR検査で陰性という証明による「安心感」が、自分そして家族などの相手に効果的と。

しかも最近、羽田空港、伊丹空港、福岡空港などに、PCR検査が受けられる場所が続々オープン中です。

ちなみに、沖縄県は那覇空港にPCR検査が受けられる施設を設置しています。オンライン事前申込。

那覇空港PCR検査プロジェクト(NAPP)(2021年9月までの予定)

航空会社各社が提供する「PCR検査」のサービス、そのほとんどが期間限定です。早めの申し込みも必要なので、くれぐれもお気を付けください。

>> 新型コロナウイルス唾液PCR検査用キット(通常方式)



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