飛行機の「キャンセル」 主な国内航空会社別まとめ 新型コロナ対応も
飛行機に乗る際の航空券。
もしキャンセルする=高い、という、
イメージがあると思います。
LCC(格安航空会社)だと下手すると、
返金ゼロ、の場合も。
航空券を購入する前にしっかり、
「キャンセルポリシー」の確認が、
とても重要。
・・・とはいえ、分かりにくいこと、
多々ありますよね。
しかも今、新型コロナの件もあって、
キャンセルの取り扱い、複雑です。
航空券「キャンセル」について改めて、
航空会社別に最新情報、調べました。
【もくじ】
- 1. 「ANA」でキャンセルする場合
- 2. 「JAL」でキャンセルする場合
- 3. 「スカイマーク」でキャンセルする場合
- 4. LCC「ピーチ」でキャンセルする場合
- 5. LCC「ジェットスター」でキャンセルする場合
- 【まとめ】
1. 「ANA」でキャンセルする場合
ANAで、航空券をキャンセルする場合、
以下のサイトをご参照を。
■ 安い運賃は、キャンセル時の返金少ない
■ 高い運賃は、キャンセル時の返金多い、
または「全額返金」となる
どの航空券もこれ(↑)共通事項です。
具体的には。
安い運賃・・・SUPER VALUE、VALUEなど
高い運賃・・・普通運賃、ビジネスきっぷなど
航空券は早めに買えばすごく安いことも。
ただ、キャンセルすると、キャンセル料、
返金がものすごく少なくなります。
同じ便ならば、どうしても安い運賃で、
買いたくなるのが普通。
ただ、キャンセルや変更の可能性あれば、
ちょっとだけ高い運賃で買っておくと、
いざという時に助かるメリットも。
ANA独自のキャンセル保険がある
ANAの航空券を購入後に加入できる、
キャンセル保険があります。
保険料は「300円」から。
出発7日前まで加入できます。
欠航や遅延時の補償も。
ANA、新型コロナでの特別キャンペーン
7-9月限定!あんしん変更キャンペーン〜<おトクな運賃>予約変更時の取消・払戻手数料無料!〜
ポイントをまとめると。
■ 2020年6月26日以降に新規購入(それ以前対象外)
■ 2020年7月1日から9月30日搭乗分、が対象
■ 最大355日先の便への変更(区間変更を含む)が可能
(2020年10月1日以降への変更は1回限り)
■ 変更に伴う手数料(取消手数料・払戻手数料)無料
■ SUPER VALUE、VALUE、VALUE PREMIUMなどが対象
通常は変更するには買いなおすしかなかった、
運賃も、便が変更できるのに加え、
手数料が”無料”なのは、とても大きいです。
しかも、変更時の差額分は追加支払いまたは返金。
2. 「JAL」でキャンセルする場合
JALで買った航空券をキャンセルする時も、
基本的にはANAと同じです。
■ 安い運賃は、キャンセル時の返金少ない
■ 高い運賃は、キャンセル時の返金多い、
または「全額返金」となる
安い運賃・・・スーパー先得、特割など
高い運賃・・・普通運賃、ビジネスきっぷなど
JAL、新型コロナでの特別キャンペーン
ANA同様、JALもキャンペーンを実施していますが、
ANAとは内容が若干異なるので、注意。
■ 取り消し(キャンセル)の場合のみ対象
■ 変更は対象外 ← 注意!
■ 2020年7月4日~10月24日搭乗分
■ 2020年7月3日9:30~9月30日までに新規購入
■ 対象運賃はウルトラ先得、スーパー先得、特便割引など
■ FDA/AMXコードシェア運航便も含む
対象運賃であれば、払戻手数料「440円」のみで、
キャンセル可能、返金してくれます。
3. 「スカイマーク」でキャンセルする場合
スカイマークの場合。ポイントは・・・
■ 最も安い「SKYセール」は、払戻不可
■ 「いま得」「U21直前割」「シニアメイト1」は取消手数料高め
■ 「普通運賃」「SKYビジネス」などは取消手数料が無料
払戻手数料は「500円」です。全運賃共通。
スカイマーク、新型コロナでの特別キャンペーン
【国内線】いま行こう!いま得キャンペーン実施2020年7月17日(金)~8月6日(木) 搭乗分限定 「いま得」運賃10,000円
■ スカイマーク全路線
■ 「いま得」10000円均一
キャンセル時の取り扱いは「いま得」です。
>> 格安航空券予約サイトskyticket.jpなら新幹線よりも安く航空券を提供。
4. LCC「ピーチ」でキャンセルする場合
LCC(格安航空会社)の共通事項。
最安運賃=返金ゼロ、が一般的です。
予定確実以外は、最安運賃は避けるが無難。
Peach(ピーチ)の変更・取消・払戻は以下。
■ シンプルピーチ(最安運賃)
払い戻し不可
■ バリューピーチ
取消手数料1,100円を差し引いた金額を、
ピーチポイントで付与
■ プライムピーチ
取消手数料なし、全額ピーチポイントで付与
ちなみに、どの運賃も変更は可能です。
ピーチに乗る時はバリューピーチをよく買います。
何かあった時の保険みたいなものですね。
最近も頻繁にセールを実施しています。
セールの情報を得るには、今まで通り、
メールマガジンの登録がおすすめ。
ピーチで急なキャンセル時に安心の保険
ピーチの保険といえば「チケットガード」です。
■ 急な病気やけが、突然の宿泊出張、交通機関の遅延などが対象
■ 払戻取消料や違約料などを補償
■ 購入と同時、購入後5日以内に申込可
■ バリューピーチ、プライムピーチは規則が異なるので注意
■ 公式サイト、電話、空港カウンターで航空券購入が対象
これは実際に加入したことがあります。
以下、ご参考まで。
LCC「ピーチ」で旅行保険【チケットガード】付けてみた(利用レポ)
※新型コロナ関連だと対象外という情報も。要確認!
5. LCC「ジェットスター」でキャンセルする場合
ジェットスターもLCCのため、基本的に、
ピーチとほぼ同様、最安運賃は、
キャンセル時返金ゼロ、です。
あと、バリューピーチと似ている、
「Starter Plus」が払戻不可なのにも、
要注意。
■ 「Starter」運賃「Starter Plus」運賃
払戻不可
■ 「Starter Max」運賃
フライトバウチャーでの払い戻し
■ 「Starter FlexiBiz」運賃(「フレックスBiz」)
フライトバウチャーでの払い戻し
予約変更はどの運賃も可能。
ジェットスター、新型コロナでの特別キャンペーン
日頃からセールはよく実施している中で、
今の時期らしいキャンペーンも。
■ 搭乗日時の変更手数料(1回分)無料
※日本国内線、WEBから変更だと「3300円」
■ 対象は「Starter」運賃
■ 搭乗期間:12月31日(木)までに出発する便
■ 対象便:ジェットスター・ジャパン(GK)運航便(国内線・国際線)
【まとめ】
飛行機は早めに買うと安い、が正しい一方、
安い運賃はキャンセル時に返金ほぼなし。
その安い代償は大きいです。
特に、LCCの予約時は要注意。
ただ、新型コロナ関連で、変更手数料無料など、
今、各社ともかなり柔軟に対応しています。
長引きそうなだけに、しばらく続く可能性も。
すごく安い運賃なら、買い切りでいざという時、
諦めるのも必要だけれども、もし可能ならば、
「キャンセルに柔軟な運賃」を選んで買うのを、
日頃から心掛けると、なにかと安心です。