「まん延防止等重点措置」と航空券の特別対応 【まとめ】
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、航空券が無料でキャンセルできたり変更できたりする「特別対応」がよく実施されています。
ただ、ずっと行われているわけでなく、緊急事態宣言が出された時だったり、宣言エリア限定だったりと、すべての航空券が対象なわけではないので、注意が必要です。
今回、「まん防=まん延防止等重点措置」が適用された時の、航空券の特別対応についてまとめました。
【Contents】
1. 大手航空会社の場合(ANA・JAL)
まず、ANAやJALといった大手航空会社の場合。
キャンセルや変更、対象空港などの特別対応は、ほぼ共通しています。
- キャンセル払い戻し→無料
- 便の変更→無料(出発20分前までに手続き)
- まん防適用地域にある空港が対象
- 【注意】対象期間が空港によって違う
- 【注意】手続き可能期間も違う
- ダイナミックパッケージも同様の特別対応
■ ANA
新型コロナウィルスの感染拡大に伴う国内線航空券の特別対応について
■ JAL
まん延防止等重点措置の実施に伴う国内線航空券の特別対応について
2. LCCの場合(ピーチ・ジェットスター)
続いて、LCC(格安航空会社)の対応について。
LCCでも、緊急事態宣言時、対象地域の空港を発着する便で、特別対応が実施されました。ただ、まん防=まん延防止等重点措置の場合は、緊急事態宣言の時と同様とは限らず、確認が必要です。
- LCCごとに特別対応があるか、まずは確認
- 大手航空会社より遅めに発表される傾向あり
- 運休便、減便は確実に増える
- その場合、無料で払い戻しや変更などの対応
■ Peach(ピーチ・アビエーション)
※2021年4月9日現在
・運休便の予約で特別対応
・払い戻し無料(現金含む)
・他のPeach便への変更
■ ジェットスター・ジャパン
※2021年4月15日現在
・運航の有無に関わらず、特別対応中
・キャンセル時、購入金額相当の「バウチャー」発行
・変更が無料で可能、ジェットスター運航便で同一区間のみ
・運休便の予約で特別対応
・払い戻し無料(現金含む)
・他のジェットスター便への変更
3. その他航空会社の場合
その他の航空会社、例えば、エアドゥ(AIRDO)、ソラシドエア、スターフライヤー、フジドリームエアラインズ(FDA)、スカイマーク、天草エアラインなども、特別対応が次々と発表されています。
- 基本的に、ANAやJALと同じ対応内容
- 各航空会社のWebサイトなどで、まずは確認
- 電話で手続きだと無料(天草エアライン)
4. 変更やキャンセルのタイミング
緊急事態宣言の時、そして、まん防=まん延防止等重点措置の時も同じく、航空券のキャンセル(取消)や変更する際、特に気を付けてほしいこと、以下です。
- 航空券、すぐにキャンセルや変更をしない
- 特別対応の開始時期に合わせて手続き
- 特別対応の終了時期もチェック
- 対象となる空港は限定的
- ダイナミックパッケージ(ツアー)も対象
- LCCは運休や減便が確実に増える、その発表を待つ
【まとめと雑感】
最初の緊急事態宣言が出された時、大手航空会社もLCCも、タイミングこそ違えども全国的に出たので「航空券のキャンセルや変更、すべて無料」という特別対応が、全国内線で基本的に行われました。そして、2度目の場合は対象地域が限られたため、その地域にある空港の発着便のみの特別対応。
そして、今回のまん防=まん延防止等重点措置の場合。改めて調べてみると、緊急事態宣言よりも規制などが緩いからか、大手航空会社とLCC、今のところ(執筆時点で)対応が分かれているなと。
LCCは、対応が厳しい、でもやっぱりそうか、とか思いつつ、運休便や減便、確実にまん防の影響を受けて増えているので、諦めずに(=すぐ手続きせず)航空会社の発表を待って欲しい。自分ならとりあえず、待ちます。