★★日本政府の新型コロナ検査証明書に振り回される海外渡航

海外旅行へまだすぐ行かない、その理由は何?・・・と聞くと「日本帰国時の手続き」と、よく言われます。

帰国前に現地で検査が必須、日本政府指定の書類を書いてもらわないといけない、検査費用がとても高い、もし陽性になったら帰国できない・・・しかも、書類不備だと日本人、日本国籍であっても入国拒否されることもあると、空港検疫を担当する厚生労働省のサイトにしっかり明記されています。

コロナ前の何もなかった時に比べると、それは確かに「面倒」以外の何者でもないわけで、そこまでして海外旅行へ行かなくても・・・という気持ちもよくわかります。実際、コロナ禍で3度、海外渡航して経験した結果、旅慣れたはずの自分もこれを自力ですべてやると、けっこう労力を費やされましたから。

しかし、3度も自力でやると、もう慣れました。何事も経験とはよく言ったもの。

「日本政府の検査証明書に書いてもらわないと日本入国できない」は、実は最初からそんなことはなかったです。ロサンゼルスでは、現地の陰性証明書でJALのチェックインも関西空港での入国時もあっさり通過。2度目のパリでは、事前登録の「MySOS」では現地の陰性証明書が書類不備で差し戻されたけれど、検査場にもう一度行って日本政府の検査証明書に書いてもらい、再登録して完了。3度目のシンガポールは現地の陰性証明書そのまま「MySOS」にアップロードしたら、一度で事前登録完了しました。次にまた必要であれば、現地で最も安い方法で検査を受け、無理に日本政府の書類に最初から書いてもらわなくても、事前登録完了する自信があります。

結局のところ、この一連の手続きで、日本政府がわかりやすい「マニュアル」を、日本人向けにすら用意しなかったことが、混乱の原因だろうなと。

日本入国時の手続き案内では、一般にわかりづらい行政用語と日本語ネイティブでもすぐ理解するのが難しい文言を並べていたし、空港検疫は厚生労働省/海外は外務省と管轄が違うことで、サポートも適当。丁寧に現地の検査機関などを掲載するところもあったけれど、大使館・総領事館によって対応が本当にバラバラでした。とある国の日本大使館に電話で問い合わせた友人は「大きな声で言えないけれど・・・」と、サイト上に書いてないことを教えてもらったと聞き、その情報は在外邦人の間で口コミで広がっていました(間違った情報ではない)

海外で検査を受けるのはまだ良いとして、それに日本政府がわざわざ指定の書類を用意する必要は、まずない。これと同じことをやっている国はあと中国ぐらい。少し前まで必須だった印影やサインより、現地の医療機関発行のQRコードのほうが偽造できないものなのに、なぜか優先順位が違う。そもそも、日本政府の書類でなくても良いという文言は最初のページにはなく、ページを進んで行くにつれて小さく書いていたりもした。最初に書かないのがイヤらしい・・・

つまり、空港検疫に関わる「中の人」に誰も、世界の最新基準を熟知する人がいないということですね。日本のお役所でのルーティンなど、海外で通用しないどころか、時代遅れだと気づいていない。

この日本帰国前の検査うんぬんも、近くなくなるでしょう。でも、日本の古臭い部分が結局改善されないまま終わるわけで、「日本って面倒な国」と日本人のみならず海外でも認知されてしまったのを挽回するのは困難という危機感もない・・・のだろうなぁ・・・

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