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香港「啓徳空港」跡地、公園とクルーズターミナルに。行き方など紹介

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香港の旧空港、啓徳(カイタック)空港。

「世界で最も離着陸が難しい空港」として当時、
有名でした。1998年7月に廃港。

あれから20年。

現在、クルーズターミナル、そして公園として、
再開発されていて、誰でも行くことができます。
(一部エリアは立入禁止)

行きは、MRT九龍城から「86」のミニバスで行きました。
定番の2階建てバスと違い、ローカル感タップリ!

香港のICカード(八達通)が利用できるので、あらかじめ、
チャージしておくと、広東語と英語が話せなくても、
行けます。終着なので。

ちなみに、歩いて向かうなら、MTR牛頭角駅のほうが近い。
1時間ほどかかるようです。涼しい季節ならおすすめ。

そしてついに、2020年2月14日、MRT「啓徳」駅が開業。
さらに便利になりました。

かつて滑走路やターミナルなどがあった部分、
を、クルーズターミナルの上から。

まさに今、再開発中。
細長い半島が、かつての空港を彷彿とさせます。

世界のクルーズ船が発着するクルーズターミナル。

とても立派なのだけれど、訪れた当時(2018年10月)は、
まだ、内部がスカスカで、店舗などが充実しているとは、
言えなかったので、これから、なのかなー。

この建物、なんとなく、今の香港国際空港とも、
似ているなと思ったら、デザイナーが同じ人とのこと。

ちなみに、当時の空港のターミナルはここではなく、
もっと内陸側にありました。駐機場も。

クルーズターミナルの通路に、啓徳空港の写真パネルが、
展示してある場所を発見。

よく見る写真ではあるけれど、現地で見るとさらにまた、
感慨深い。

公園の名称は「啓徳跑道公園」(Kai Tak Runway Park)

広い芝生に寝転がったり遊んだりする香港市民。
まさに、市民憩いの場、という雰囲気でした。

高層ビルがギッシリ、の香港で、この開放的な場所、
けっこう貴重なのだろうなと。

公園内で、かつて空港だった名残がいくつか。

まず、1998年、啓徳空港が閉港となった日。
管制官が最後に、空港に向けて発した名言。

“Goodbye Kai Tak and Thank You”

湾のそばにあった、チェッカーのマーク。
ここが、滑走路の進入路だった。

近くまで行けて、案内ボードも。
ここに、ジャンボ機が次々と着陸していた、
本当に市街地も海もすぐそば!

香港カーブの先の着陸場所。
ズバリ、RWY13、です。

ベンチのデザインも、航空券のイメージ。

HKGは香港、LHRはロンドン・ヒースロー。
確か、最後の便がヒースロー行きだったかな。
うろ覚えだけれど。

自分が香港を最初に訪れたのが、1999年1月だったので、
ちょうど今の新空港に移った後。
啓徳空港をギリギリ体験できなかったのが、今でも、
悔やまれます。

この空港跡地は、現在、MRTで行けるようになったものの、
九龍城駅などから歩くと、さらに当時の空港の名残も、
まだ見られるようなので、次に香港へ行った時には、
ぜひ歩いていきたいものです。暑くない時期に!