【国際線】 空港の乗り継ぎ「何時間」あれば安心? ケース別に解説!
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国際線の「乗り継ぎ」はどのくらいの時間があれば、
安心なのか。
どの航空会社を利用するのか、また、どの空港なのか、
それらによって、必要な乗り継ぎ時間は異なります。
【1】自社同士の乗り継ぎの場合
まずは「自社同士」の乗り継ぎです。
例えば、エールフランス航空でパリに向かい、その後、
パリから乗り継いで他都市に行く場合。
この場合は最も「安全」で、航空会社が提供する航空券で、
乗り継ぎの航空券も一緒に発券されれば、乗り継ぎが、
1時間を切るような短時間であっても、基本可能です。
そして、もし前便が遅れた場合、また後便が遅れる場合も、
通常はフォローしてくれます。
【2】提携航空会社同士の乗り継ぎの場合
次に、乗継便がコードシェア便の場合。
例を挙げると、JALでパリに飛び、次の便がエールフランス航空で、
JALのコードシェア便だった場合など。
この場合も、乗り継ぎする便の航空券が一緒に発券されれば、
乗り継ぎができる、ということです。
遅れた場合などのフォローもしてくれますが、ただ海外では、
自社便のフォローだけで精いっぱい、コードシェア便までは、
面倒を見てくれないこともあるので、念のため要警戒。
念のため、乗り継ぎの時間は「2時間」あったほうが、
コードシェア便の場合も安心です。
【3】提携していない航空会社同士の乗り継ぎの場合
乗り継ぐ便が自社便でもコードシェア便でもない場合、
さらに注意が必要です。
乗り継ぎ時間は「2時間」以上、さらにあっても良いでしょう。
というのも、乗り継ぐという情報が、次の便の航空会社に、
自分で連絡しないとまったく伝わっていないので、
間に合わなかった場合は乗り遅れる最悪の事態が起こります。
【4】日本国内で乗り継ぎする場合
日本国内で乗り継ぐ場合も、海外と基本は同じで、
自社便やコードシェア便だと前便遅れの情報は、
自動的に次の便にも伝わっていますが、
別々で手配した航空券は、伝わっていません。
まだ日本なので、海外よりは多少マシとはいえども、
できれば「2時間」以上の乗り継ぎ時間は確保し、
時間にくれぐれも余裕を持っておきましょう。
【5】LCC同士の乗り継ぎの場合
遅延や欠航が多いLCC同士の乗り継ぎは最もリスクが高い!
同日乗り継ぎなら4時間以上、できれば前泊するほうが、
なにかと安心です。
もちろんすべてスムーズに行けば、結果オーライですが。
アメリカや中国では乗り継ぎ時間はさらに多めに
アメリカは、2時間ぐらいの遅れは通常運航といえるほど、
遅延も欠航も多発する国です。
しかも、ターミナルが巨大なので、迷うこと必至。
アメリカでの乗り継ぎ時間は「4時間以上」推奨。
これは中国大陸もほぼ同様で、アメリカよりさらに、
人間が多いため、どこもかしこも人だらけ。
中国も乗り継ぎ時間は4時間以上はあったほうが無難。
「繁忙期」の乗り継ぎにはさらに注意!
日本でも、年末年始やお盆休みなどの空港は激混みで、
カウンターや保安検査場は長蛇の列ではあるものの、
海外でもそれは同様。
欧米ではクリスマス、中国では旧正月などは、
民族大移動が起きますので、乗り継ぎにもさらに、
時間に余裕を持つことが大事です。