JALの工場見学ツアー「JAL SKY MUSEUM」参加レポと予約のコツ
※記事内広告が含まれる場合があります
JALの工場見学ツアー「JAL SKY MUSEUM」に参加(2022年8月)
今回は仕事でなく、プライベートで。
仕事含め、リニューアル前と合わせると、4回目の参加。
コロナ後では初。
備忘録として、個人的に思った感想などを記しておきます。
(↑)吹き抜けの見学スペース
【Contents】
1. JALの工場見学ツアーとは
JALでは、一般向けに「JAL SKY MUSEUM」という工場見学を、参加無料で行っています。詳しくはこちら(↓)
無料のツアーのほか、宿泊+ホテルとこのツアーがセットになったプラン、JMB(JALマイレージバンク)会員限定ツアーもあります。これらは有料。
場所は、東京モノレールの羽田空港第1ターミナル駅と羽田空港第3ターミナル駅の間にある「新整備場駅」のそば。この駅で降りて徒歩3~5分ほどで着きます。各駅停車の電車しか停まらないので注意。
まず、このツアーに参加するための「予約」を取るのが至難の業。これについてはあとで解説します。
2. 参加してみての感想。以前との違いなど
前回の参加は、2020年2月末。そう、新型コロナの影響で、ツアーが一時中断する2日前でした。再開したのが、2022年4月だったので、2年以上ツアーが止まっていた。
その中断直前の当時、見学スペースはリニューアル工事中。それ以前に仕事とプライベートで参加した時と比べると、展示内容が若干変わっていたり、展示物が移動していたり。あと、コロナ対策で自分の手などで体験するアトラクション的なものがなくなっていた。制服の着用体験も。コロナが落ち着いたら復活するかな。
以下、今回の見学した時の模様を、画像を中心に。
JALと、合併したJASなどの制服がズラリと並ぶのは壮観。2000年ちょっと前ぐらいからは知っているので、懐かしい。
見学スペースは、セミナーの前後で見られる。展示内容が(飛行機好きにとっては)とても充実しているので、集合時間キッチリに入館するのがおすすめ。
集合時間に遅れても入館はできるけれど、見学スペースの時間が短くなるのでもったいない。
セミナールームでの航空会社の仕事などの紹介ビデオのあと、いよいよ格納庫の見学へ。
これは、コロナ前と変わらず。ただ、どの飛行機が格納庫で、間近で見られるかは本当に「運」としか。格納庫は2つあるものの、1つ目の重整備用の格納庫内には、飛行機なんとゼロ!
夏休み時期は「繁忙期」で、1年で最も飛行機がフル稼働している時期なので、少ないわけ。格納庫で飛行機をたくさん見たければ閑散期、つまり「オフシーズン」に来るのが正解。
2つ目の格納庫には飛行機がチラホラ。ボーイング737が多め。
下に降り、飛行機の間近を歩く体験は、本当にレア。
国内線のボーイング787が、ちょうど格納庫に入っていたところ。この機体、ちょっと不具合があったようで、イレギュラーなドッグ入りだった模様。
格納庫の出口付近から、羽田空港のA滑走路を離陸する飛行機も眺めることができ、撮影も可。これを目当てに参加される方々も見かけました。できれば焦点距離200mm以上のレンズ推奨。
あいにくの天気ながら、さすが日本一忙しい羽田空港、絶え間なく離陸して行きます。
何度か参加していると、工場内に置いてあるこういう箱(↑)などが、妙に気になってくる。
これは、ボーイング777を整備する道具がこの箱に全部入っているそう。ほかに、767の箱、A350の箱なども置いてあり、なるほどなと。
そういえば今回、格納庫の隅に置いてある「富士号」(の機首部分)の見学と説明がなかった。なぜだろうか。
3. ANAとの違い
JALだけでなく、「ANA」も工場見学ツアーを無料で実施しています。
ANA Blue Hangar Tour ANA機体工場見学
ANAも、別日に参加。JALとの違いなどをメモ。
■最寄り駅は同じ、東京モノレールの新整備場駅。ただ、JALより遠く、徒歩15~20分ほどかかる。特に夏の日中は駅から歩くと汗だくになる(タクシーは第2ターミナルからが最も近い)
■ツアーの所要時間はANAのほうが若干短い
■見学スペースはJALのほうが充実
■見学後にショップで買い物ができる時間が長い(JALは休憩時間内のみ)
■撮影した画像のSNSなどへの投稿はANAの事前確認が必須(JALは特別な機体などを除いて不要)
■予約はJALよりANAのほうが取りやすい。実施回数が多いため。ツアーは平日のみ
あと、格納庫ツアーのガイドさんは、ANAが今回、元整備士の超ベテランさんで、話がとてもおもしろかったです。これはガイドにもよると思う。
★予約をなんとかして取る方法
もともと人気が高いこのツアー。コロナ後は参加人数や実施回数を少なくした影響で、予約を取るのが至難の業。自分も今回、予約を取るのに、かれこれ1週間・・・なんとか希望の日時で予約を取ることができた、その際のテクニック(?)を、これもメモっておきます。
■予約開始は、実施日の1か月前の9時30分から。予約開始時間にパソコンの前もしくはスマートフォンを片手にスタンバイ
■予約開始直後、瞬殺で予約が埋まる。特に土日の実施日
■同日の重複予約は不可。一度キャンセルして予約を取り直す必要があるので注意
■土日より「平日」、午後より「午前」のほうが予約が取りやすい
■直前でキャンセルが出ることが、けっこうある。粘り強く、諦めないこと
■複数人参加より、1人参加のほうが予約が取りやすい
■直近の一週間で、空席が急にパラパラ出ることも。タイミングとしては、平日の昼過ぎ
【まとめ】
コロナ前とコロナ後で比べると、見学スペースの展示などが変わっていた程度。格納庫の見学は以前とほぼ変わらずでした。これが無料で見学できるのは、本当に満足度が高い。
ただ、ツアーの予約が本当に取りづらい。ANAは先に予約が取れ、JALは取れずにキャンセル狙いとなり、なんとかそのキャンセルが出たタイミングで予約できたものの、時間も手間も相当にかかった。
有料にしても良いと思う。企業的にはできないのだろうけれど、何度も参加する人がいる一方で、参加したくてもできない人が多いとも聞きました。子どもは無料、親子だと無料、大人だけの参加は有料と分けるとか・・・内部事情はわからないけれど、難しいのだろうな。
その予約を取るだけで大変なのだけれど、相変わらず素晴らしい内容の工場見学なので、機会あればぜひ。