【スターフライヤー】 ゆとりある機内とタリーズコーヒー 【搭乗レポ】
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ANAやJALといった大手航空会社(レガシー)でなく、その子会社でもグループ会社でもなく、LCC(格安航空会社)でもない航空会社。「準大手」「第3のエアライン」「地域航空会社」などと表現される会社が、日本の国内線にいくつか存在します。
例えば・・・・・
- スカイマーク
- エアドゥ(AIRDO)
- ソラシドエア
- スターフライヤー
- フジドリームエアラインズ
- 天草エアラインなど
以上に挙げた航空会社、すべて利用した経験があります。その中で今回は「スターフライヤー」での搭乗レポを紹介!
北九州が拠点、羽田や関空など主要路線でANAと提携
スターフライヤー(SFJ/7G)は、福岡の北九州空港を拠点とする航空会社。福岡県や北九州市の地場企業などから出資を受けています。
東京(羽田)-北九州線をはじめ、大阪(関西)、福岡、名古屋(中部)などの路線を運航。「ANA」とコードシェア運航しています。
■ 今回の利用便
2021年4月某日 大阪(関西)→東京(羽田) 7G 24便(14:20→15:30)
スターフライヤーの関空便、けっこう昔からあるものの、早朝や深夜だったり、日中だったりと、ビジネスではなかなか使いづらい時間帯。この日は珍しく午後から出発だったので、ANAの公式サイトからスターフライヤーとのコードシェア便を選んで予約。(なぜANAで購入したのか詳しくは後述)
使用機材は「エアバスA320」で、スターフライヤーが所有するのはこの機材のみ。ピーチやジェットスターと同じなので、日本の国内線でもこの機材に当たる頻度はかなり高い。
スターフライヤーの機内「広い!」
しかし、スターフライヤーがLCCと比べ、機材こそ同じでも大きく異なる点が、ズバリ「機内」です。
スターフライヤーの機内での主な特徴を、ピックアップ。
- 座席数が少ない(150席/LCC 180席)
- シートピッチがとても広い(91~94cm/ANA国内線より12~15cm広い)
- 高級感ある黒い本革張りシート
- 全席に個人型液晶モニター
- 全席に電源あり(機内Wi-Fiはなし)
- 無料でドリンクサービス
まず、座席数が少ない=シートピッチが広いです。座った瞬間、前の座席との間隔の広さにいつもビックリ。JALのクラスJ、国際線のプレミアムエコノミーかと思うほど、とても広い。でも、全席が普通席なんです。
全席が普通席で国内線なのに、液晶モニターと電源付き
国内線なのに、全席で液晶モニターが付いている。
今でこそ、ANAのA321neo、JALのA350や787などでも見られるものの、スターフライヤーが先駆け。ビデオプログラムや音楽などが個々で楽しめます。
スターフライヤーの機内安全ビデオも、必見。以前は忍者やジャズ、今は「スターフライヤーマン」で思わず見入ってしまうレベルの高さ。
スターフライヤーの機内誌、兼サービスガイドの表紙も、スターフライヤーマン。4ページの薄い紙です。
このスターフライヤーマン、スターフライヤーの機体がモチーフとか。そう言われたら、もう見えてきたような。
座席に備え付けの「安全のしおり」も、こんな感じで収納。さすがのセンスの良さ。
そして、座席の下にあった電源。USBポートだけでなく、ACアダプターがしっかり入るタイプ。「今日はneoや787じゃないから、スマホ充電し忘れた、しまった!」と思っていたので、電源あって本当に助かった!
ちなみに、機内Wi-Fiはありません。ありそうだし、ずっと前から導入予定とのことだけれど。そのうち確実に付くだろうと、個人的に思ってます。
無料のコーヒーは就航以来「タリーズ」チョコ付き
スターフライヤーはLCCではないので、ドリンクサービスは無料で提供。
そのスターフライヤーといえば、コーヒー。スターフライヤー就航以来ずっと「タリーズ」のコーヒーを提供しています。しかも、コーヒーには「カレ・ド・ショコラ」(チョコレート)付き。
豆は「スターフライヤーオリジナルブレンド」で、いつもうれしいのが、熱すぎないちょうどよい温度、最高のタイミングで提供してくれること。このコーヒーが、スターフライヤーに乗る楽しみの1つです。
サービスガイドによると、他のドリンクとして、アップルジュース「希望の雫」、冷茶「福岡の八女茶」、ミネラルウォーターも選択可。コーヒーに飽きたら、他もぜひ。
あと、機内販売もあります。これも、スターフライヤーグッズが目白押しで、乗るたびにいつもあれこれほしくなるグッズ揃い。
ちなみに、今なら期間限定で「公式オンラインショップ」でも、機内販売の商品が購入できるとのこと。普段使いしやすい水筒やタオル、スープやコーヒーなども。おうちで機内気分はいかが?(終了時期未定)
スターフライヤーには固定ファンがいる、特に出張族
大手航空会社でないから下ということは一切なく、ANA便よりある意味「上」である点は多々。ゆとりある機内、タリーズコーヒー、レベルが高い接客・・・スターフライヤー、乗るたびに実感する、「満足度がとても高い」です。
そのスターフライヤーのファン、特に、出張のビジネスパーソンが固定客で、羽田-関空などは一時、満席ばかりでなかなか予約できなかった時期もありました。確かに、同じくらいの運賃なら、スターフライヤーで優雅に機内で過ごしたいという気持ち、とてもわかる。飛行機のヘビーユーザーほど各社を乗り比べた結果、スターフライヤーの良さが実感できます。
ANAでスターフライヤーの便を購入するメリットとデメリット
最後に、スターフライヤーの航空券を買う時の大事な話を。
スターフライヤーの便がANAのコードシェア便なら、ANA公式サイトなどからも購入ができます。そのメリット、デメリットが以下。
〇 ANAのマイルが貯まる
〇 優先搭乗やラウンジ利用などが可能(ANA上級会員の場合)
▲ 運賃がスターフライヤーで買うよりやや高め
▲ ANAのマイルが一切貯まらない
▲ ANA上級会員としてのサービスが受けられない
ちなみに、羽田発の場合、スターフライヤーの便は「第1ターミナル」出発で、国内線では第2ターミナルにしかない「ANAラウンジ」は利用できません。第1ターミナルなら「パワーラウンジ」の利用をぜひ(ANAのステイタスがあってもパワーラウンジは有料、提携ゴールドカードで無料)