飛行機の「国際線機材」って? 国内線との違い ANA・JAL

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コロナ下でも聞かれるようになった飛行機の「国際線機材」って、いったいなに?

まず、ANAやJALといった大手航空会社(レガシーキャリア)の場合、国際線向けの機材(飛行機)と、国際線向けの機材があります。その違いは「エンジン」だったり「座席」だったり、細かく言うと、客室乗務員のサービスだったり、ラウンジだったり、機内食だったり・・・

ちなみに、Peach(ピーチ・アビエーション)やジェットスター・ジャパンといったLCC(格安航空会社)は、基本的に、国内線でも国際線でも、利用客の立場からすると、飛行機の機材としてはまったく違いはありません。

今回、ANAやJALの「国際線機材」について、その違いやメリットなどを詳しく紹介!

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国内線機材との違いはいろいろ。特に「座席」!

まず、国内線機材と国際線機材の、主な違いについて。

  • 座席
  • 機内食・ドリンク
  • 機内エンターテイメント
  • 機内アメニティ
  • 空港のチェックインカウンター
  • 空港のラウンジ
  • エンジン、など

例えば、「座席」がどう違うかと言うと。

【国際線】

座席数が少なめ。座席の間隔(シートピッチ)が広め。座席モニターほぼ完備。ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスと、最大4クラスある。

【国内線】

座席数が(国際線機材と比べて)多め。その分、座席の間隔はやや狭い。座席モニターまだ少ない。搭乗クラスは、JALは最大3クラス、ANAは最大2クラス(両社とも1クラスのみの場合もある)

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要注意!あくまでサービスは「国内線」

国際線機材だからと、国際線のサービスが受けられるかと言うと、国内線では受けられません。あくまで、サービスは国内線です。

  • 機内食なし(ファーストクラスとプレミアムクラス除く)
  • ドリンクは、国内線向け
  • 映画や音楽など、国内線向けプログラムのみ
  • 枕やブランケットのサービスは、国内線のサービスに準じる
  • カウンターやラウンジなども、国内線
  • 機内Wi-Fiが使えない

ハッキリ言うと、国内線で国際線機材に乗った時のメリットは「座席」のみです。

逆に、国内線仕様だと無料で利用できる機内Wi-Fiサービスが、国際線機材だとサービスが国内線と異なるため、機内Wi-Fiが付いていても使えません。これがデメリットかも。

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国内線に「国際線機材」が投入されている主な理由

国内線で時々、機内に入ると「んっ?いつもと座席が違う・・・?」ということが起こり得ます。

分かりやすい例が、個々の座席にモニター。今でこそ、国内線でも座席モニター付きの飛行機が若干増えているものの、まだまだ少なめ。一方、国際線ではずっと前からほぼ標準装備。

国際線の機材が国内線で運用(使われる)ことは、これまでもよくありました。

ただ最近のコロナ下で、国際線の便数が激減。同時に、国際線機材の使用回数も減ったため、車などと同じで置きっぱなしはよくなくたまには動かさないといけないのもあり、国際線機材が国内線に投入されることが増えています。

(参考)【JAL】 コロナ感染拡大後の成田路線は今 【搭乗レポ】

国内線で「国際線機材」をピンポイント予約する方法

ANA、JALともに、国際線機材での運航だと、予約段階でわかることがあります。

■ ANA

ANAで、路線から検索した場合。便名「ANA●●」の下が、使用機材(予定)です。

「78M」が、ボーイング787型機の国際線機材。一方、「78P」だと、同じボーイング787型機でも国内線向けの機材になります。この「78M」は、国際線短距離路線向けの仕様。ファーストクラスやプレミアムエコノミーがある長距離路線向けは今のところ、国内線には定期便としては投入されていません。

国内線で、国際線機材での運航の場合の運賃は、以下の通りです。ビジネスクラスの座席に座るには、プレミアムクラスの購入もしくはアップグレードが必要。

・ビジネスクラス→「プレミアムクラス」
・エコノミークラス→「普通席」

■ JAL

JALの場合も、便名の横に機材が載っています。それだけではわからなくても、その下に「国際線使用機材」と日本語でしっかり載っていれば、国際線機材での運航(予定)です。

2021年4月現在、ボーイング777-200型機の国際線機材が運航されています。ちなみに、この機材は国際線の中でも中短距離向け。長距離向けのみにあるファーストクラスの座席はないので、注意。

(参考)【ANA】 国内線で国際線「ビジネスクラス」に座る方法と搭乗レポ

なお、座席ごとの運賃は、以下の通り。おすすめは、+1,000円で座れるビジネスクラス、もしくは普通席の運賃で指定できるプレミアムエコノミー。

・ビジネスクラス→「クラスJ」(+1,000円)
・プレミアムエコノミー→「普通席」
・エコノミークラス→「普通席」

(参考)【JAL】 国内線「プラス1000円」でビジネスクラスのシートに座る方法

【まとめ】 今がチャンス!特にJALが安く乗れる!

先に述べた通り、国際線機材でのメリットは「座席」です。それ以外はあくまで国内線、と考えましょう。

国際線でビジネスクラスを利用しようとすると、近い国でも10万円は軽く超えます。それが、例えばJALなら、たったプラス1,000円で利用できる。なかなか国際線に乗る機会がない、ビジネスクラスに乗る機会もないなら、今がチャンスです。

もし自分が、国内線機材か国際線機材かどちらか選べるとしたら、同じような運賃、同じような時間帯なら、間違いなく「国際線機材」を選びます。特に今、国際線に乗れるチャンスが皆無なので、なおさら。

ANAは、プレミアムクラスを利用しないといけないので、JALに比べると出費が多め。ただ、同じプレミアムクラスであっても、国際線機材のほうが座席が良いというメリットもあって、おすすめです。

  • 国際線「上級クラス」の座席がリーズナブルな価格。特に、JAL
  • 短い時間のフライトでも優雅な気分に浸れる ←おすすめ!
  • 予約する前に、国際線機材かどうか公式サイトでわかる
  • 座席以外のサービスなどはあくまで「国内線」
  • 無料の「機内Wi-Fi」が利用できない場合がある

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