もしも飛行機で「台風」に遭遇したら? 欠航や返金などまとめ
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夏から秋にかけ、「台風」が多い時期。
台風が来ると、飛行機は大きく影響します。
便が欠航したり、大幅に遅延したり。
沖縄や九州だけでなく日本全国、
さらに海外にいる時にも注意が必要です。
もし、自分の旅行が台風に遭遇して、
飛行機が影響を受けそうな時。
欠航のタイミングや便の振替、キャンセル、
返金などの対処法についてまとめました。
■ 台風は動きが予測できる、運航状況をチェック
台風は、突然起こる地震などの災害と違い、
影響を受けそうなエリアが事前にわかります。
「あぁ、自分の便が影響を受けそう・・・」とわかったら、
すぐに対処しましょう。”早め行動”が大事です。
まず、自分が利用する航空会社の公式サイトで、
「運航状況」のページをチェック。
もし「条件付運航」などになっていたら、
どの運賃にもかかわらず、1回のみ手数料無料で、
便の振替や払い戻しが可能です。
★ JAL 運航状況のご案内(国内線)
★ ANA 国内線運航状況のご案内
JALやANAは「Twitter」で運航状況を随時発信しています。
Twitterをよく使っているなら、ぜひフォローしておきましょう。
■ 航空会社は「手数料無料」で便の振替や全額返金
台風の場合、航空券は、払い戻しや便の変更が不可であっても、
全額が返金、または便の振替(1回のみ)が【無料】で、
できるようになります。
大事なのは、航空会社が払い戻しや変更などの対応を発表してから、
キャンセルや便の振替手続きすること。
発表前だと、手数料を取られます。
■ 空席待ちは混雑必至、できる限り早く空港へ
台風が来て欠航が相次ぐと、後続便に予約が殺到します。
空席待ちは「早い者勝ち」ではあるものの、いくら早く、
空港に行って空席待ちの順番を取っても、航空会社の上級会員が、
優先されます。
それでも、同じ空席待ちの順番なら、早い人から呼ばれます。
だから、空港へ早く行くに越したことはありません。
■ 他社便へ無料で振替はできるのか?
台風などの悪天候が理由の欠航や大幅遅延などの場合、
他社便への振替はできません。
「台風の場合は振替NG」ですのでご注意を。
なお、機材変更など自社が理由の場合は、ANAからJAL、
JALからANAといった他社便への振替が無料で可能です。
(マイルも移行可 ※要問合せ)
ホテルや食事なども航空会社から用意されることもありますが、
台風の場合はありません。この点も注意!
■ 国際線で台風に遭遇した場合
国際線で、日本発着便が台風の影響を受ける場合、
大手航空会社では欠航するよりも「出発時間が大幅に遅れる」
ことのほうが多いです。
理由は、台風が去ってから出発するから。
国際線は多くとも1日1、2往復ほどしかないので、
片道だけ欠航すると翌日以降の便でオーバーブッキングが起こるなど、
混乱するからです。(香港国際空港で経験しました)
LCCの場合、台風だとすぐに欠航します。
他社振替もできませんから、翌日以降の振替便に、
予約が殺到します。
台風の多い場所やこの時期は、少々高くとも大手航空会社を選ぶことを、
おすすめします。
なお、海外の航空会社も同様で、出発または到着する空港が、
台風に遭いそうな場合、欠航または大幅遅延が発生します。
日系航空会社ほどの丁寧なサポートは期待できないものの、
便の振替や返金などは基本対応してくれるので、
利用する航空会社またはツアーだと旅行会社などに、
できる限り早く相談してください。
日系航空会社で、海外にいる場合、自分が乗る便が飛んできて、
こちらに向かっているかどうかは「Flightrader24」でわかります。
■ 他の航空券も検索、延泊のホテルも早め確保を
自分が利用する航空会社での振替便が大幅に遅れそうで、
仕事や学校の都合などでいち早く飛行機に乗りたい場合、
「スカイスキャナー」で検索がおすすめ。
また、現地のもう1泊しないといけない場合などは、
ホテル予約サイトで探しましょう。
同じように台風で足止めされてしまった人は多いので、
空港周辺のホテルなどは「早い者勝ち」。
「Booking.com」「Expedia」などで探すのがおすすめ。