【ANA】 日本発フランス行きのフライトで起こったトラブル(前編)
※記事内広告が含まれる場合があります
2018年4月のこと。
パリへのフライトで「トラブル」が続発しました。
行きの旅程は、伊丹→羽田→パリ→トゥールーズ。ANAで購入。
パリ→トゥールーズのみ、エールフランス(AF)運航でした。
(これものちに大変なことになった)
まず、羽田からパリへ向かった、ANAのNH215便。
プレミアムエコノミー(PY)を、有償購入していました。
往復で諸税込25万円ぐらい。この路線にしては安いほう。
PYの最後列窓側の席に座り、離陸してシートベルト着用サインが消え、
さて仕事をするかなと、サイドからテーブルを出そうとしたら・・・
ガクッ。と音がして。
テーブル、壊れていました。
ネジが完全に壊れ、支える部分がガタガタ。
客室乗務員(CA)を呼びました。
すぐに来てくれ、修復を試みてくれたものの、直る気配ゼロ。
当然だけど、離陸してしまったので戻ることもできないと。
このままでは仕事はもちろん、機内食も食べられない。
違う座席を変更できるか、確認しに行ってくれました。
しかし、前方のビジネスクラスは満席、PYも満席、
エコノミーでは3席の中央しか空いていないとのこと。
(787は大型機に比べ、余剰座席がどうしても少ない)
困った。仕事よりも食事。
パリまで何も食べないのはさすがにツラすぎる。
せっかくのPYなのに。
エコノミークラスをチラッと見て、せっかく中央が空いているのに、
真ん中にドンと座るの、さすがに気が引けました。
(エコノミーによく乗られる方はその心境わかっていただけるかと)
結局、ギャレーで立ち食い立って食べました。
機内食の写真を撮っておきたかったので、CAさんに説明したら、
ビジネスクラスで使うテーブルクロスをギャレーで敷いてくれました。
このCAさんにはいろいろ感謝しかないです。
PYの座席では結局、寝るだけでした。仕事する気も起らず。
2回目の機内食は、テーブルを使わずに食べられる、
PY限定「一風堂」カップ麺に。
味よりも、なんかもう複雑な気持ちで腹ごしらえだけ。
パリ到着直前、CAさんが紙を持ってきました。
「お詫び」対象なので、必要事項を記入して送ってくださいと。
マイル、現金、ANA SKY コインから補償を選べるとのことです。
数十年ANAに搭乗して、初めてもらいました。
マイルを選んだら、数日後に4,000マイルが加算されていました。
正直、「えっ、たった?」と思ってしまいました。
特典でも無償UGでもない有償客なのに、エコノミー客でないのに。
(ちなみに当時は「ブロンズ」会員でした)
よくよく考えたら、ANAはPYでも「Y」印字なんですよね。
だから、エコノミーと同じ扱い=補償、だったのかなと。
パリに着いてから、もっと大変なことが起きたのはまた後の記事で。
そういえば、チーフパーサーさん、一度も来なかったですね。
別に良いんですけど。
フライト時間は十分あったはずなのですが。
数日後、ANAとメールでやり取りしました。
PYのテーブル、確認はいつだれがやっているのかと質問。
実はこの機材、前便がシンガポールから朝6時前に到着したのを、
「フライトレーダー24」で、確認したんです。
パリ行きが11時半だから、5時間以上空いていたので。
確認は、CAが機内でのブリーフィン後に行っています、との回答。
ブリーフィングした後、お客様が搭乗するまでの時間って。
そんなにない、あの時間は短い。
全部しっかり確認しているのか、疑問に思ってしまいました。
ANAからは「今後は確認を徹底します」的な、俗に言う定型文が、
毎度の如く、送られてきましたが。
後日談。別のANAのCAさんに聞いたら、PYのあのテーブルは、
けっこう壊れると。速攻でその答え。
最新のPYでは違う形になっていて、さすがに変えたのかなと。
とりあえず、嫌なことをずっと引きずるのも気分悪いので、
せっかくパリに着いた、次!次!と思っていたら、
到着直後、ホッと一息つく間もなく、前向きな気分が、
ドーンと突き落される事件が起きました。(後編に続く)