【IBEX】 アイベックスエアラインズ お得予約や荷物、評判通り? ★搭乗レポ★
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先日、IBEX(アイベックスエアラインズ)に搭乗しました。日本国内線です。
IBEXは、仙台空港と大阪国際空港(伊丹空港)を拠点に、国内線で路線ネットワークを持つ地域航空会社の1つで、地方と地方を結ぶ路線を小型ジェット機で運航しています。東京国際空港(羽田空港)には就航していないため、首都圏で見かけることはほぼありません。
運航する全便が「ANA」とコードシェアしているため、航空券をANA公式サイトなどからも購入できます。空港でのチェックイン(搭乗手続き)なども、ANAと同じ。ただ、すべて同じというわけでないので要注意。
【Contents】
- 1. 「IBEX」エアラインズの基本情報。路線や機材など
- 2. 注意!機内持ち込みの手荷物は最小限
- 3. IBEX、実際に搭乗してみたら・・・
- 4. 予約どちらがお得? IBEX vs ANA
- 【まとめ】
1. 「IBEX」エアラインズの基本情報。路線や機材など
まず、IBEXは、地方路線で運航する、いわゆる「ローカル」な航空会社。大きめの空港より、地方空港でチラホラ見かけます。ただ、伊丹、仙台の両空港では本当によく見ます。あと、福岡空港でも。1999年の創業当時は「フェアリンク」という名称でした(懐かしい!)
路線ネットワークは、けっこうマメに変わる印象。IBEX、最初の路線は、大阪(関西)-仙台線でした。現在、関西国際空港の路線はゼロ。
IBEXの使用機材は、カナダ・ボンバルディア社の小型ジェット機「CRJ700」(70人乗り)10機のみ。この”CRJ”は、JALのグループ会社のジェイエア(J-AIR)から全機退役して以降、日本国内ではIBEXだけが使用しています。
シート配列は「2-2」のみ、プレミアムクラスなどはない全席普通席です。
IBEXの航空券は、IBEXの公式サイトやANAの公式サイト、その他旅行会社などで購入できます。ANAとの違い、詳しく後述します。
2. 注意!機内持ち込みの手荷物は最小限
IBEXの搭乗で最も気を付けないといけないのが「機内持ち込み手荷物」です。
ジェット機とはいえ、とても小さな飛行機。座席上の物入れ、とても狭いです。「重量:10kg以内、サイズ:3辺の合計が100cm以内=45cm×35cm×20cm以内、個数:1個」と決められています。
ボーイング737やエンブラエル170などで入るサイズのスーツケースも、入りません。ビジネス出張でおなじみ「リモワ」のサルサも入らないほど小さいスペースしかありません。
入らないサイズのスーツケースなどは、機内へ一切持ち込めません。空港のカウンターもしくは搭乗ゲートで、半ば強制的に預けさせられます。
IBEXでは、預ける手荷物は1人20kgまで、個数制限なしで無料です。カメラ機材を含む貴重品以外はすべてスーツケースなどに入れてサッサと預けましょう。
3. IBEX、実際に搭乗してみたら・・・
今回の搭乗は、大阪(伊丹)発福岡行き。航空券の予約は、ホテル航空券がとセットの「ANA」ダイナミックパッケージ(2020年12月搭乗)
IBEX、伊丹発の全便で、PBB(搭乗橋)ではなく「バス」での搭乗です。9番と10番の搭乗ゲートの間にある階段を降りたところに通称、バスゲートがあり、そこからバスに乗って飛行機のそばまで向かいます。
そして、徒歩で搭乗。これは毎回テンションが上がります。激しく雨が降っていなければ、強風が吹いていなければ、本当に爽快な気分になります。
小型機なので、離陸もとても早い。
眼下に、大阪の町並みが見えたと思ったらすぐ西に向かい、神戸、岡山、瀬戸内・・・と、低空飛行で飛んでいきます。福岡へは1時間あまりのフライト。もうあっという間に着く感じ。
IBEXの機内で、ドリンクサービスがあります。無料。
「コーヒー」「スープ」「お茶」「りんごジュース」の4択です。IBEXオリジナルのドリンクはなく、すべてANA便と同じとのこと。
カップに描かれている動物は「アイベックス」という野生動物・・・というのを、ごく最近知りました。なるほど!
IBEXの機内誌、あります。コロナの影響でシートポケットには入っておらず、客室乗務員(CAさん)に頼むともらえます。ローカル感漂う内容なので、搭乗の記念に、お土産にぜひ。
ANAの機内誌「翼の王国」もあります。
あと、IBEXの飛行機などのポストカードも、無料。CAさんに頼んでみてはいかがでしょうか。
4. 予約どちらがお得? IBEX vs ANA
IBEXの便を「IBEXで予約するか」「ANAで予約するか」・・・究極の選択です。
【IBEX】で予約
・航空券、ANAで買うよりも安い ・ANAのプレミアム会員としてのサービスが受けられない 【ANA】で予約 ・航空券、IBEXで買うよりも高い(ツアー商品も同様) ・ANAのマイルが貯まる ・ANAラウンジが利用できるなどプレミアムなサービスが受けられる |
昔、IBEXは、ANAマイレージクラブに加入していたのが、現在は未加入。ANAのマイルが貯まるのは「ANAのコードシェア便を利用した時のみ」です。
空港での優先チェックインやラウンジなど、ANAのプレミアム(上級)会員としてのサービスが受けられるのも、ANAから航空券を購入した場合のみ。
正直なところ・・・「ANAのマイルを貯めたいか、搭乗実績を加算したい場合」「出発空港でANAラウンジを利用するか否か」です。ANAのマイルも搭乗実績もあまり関係ない(むしろ短い路線ばかりなのでマイルはあまり貯まらない)、出発空港にANAラウンジがなければ、IBEXで購入するほうがお得。手荷物の優先受取がなくても、そもそも飛行機が小さいので、受け取る時間に上級会員でも一般でも、ほぼ時間差ありません。
【まとめ】
地域航空会社とはいえ、フルサービスキャリアであり、LCC(格安航空会社)とは違います。
LCCのように手荷物や座席指定が有料だったり、運賃が目まぐるしく変動したり、機内持込手荷物のルールが厳しいこともなく、むしろANAとほぼ同様の感覚で利用できます。なにより、地域航空会社らしく、機内のなんとなくのんびりした雰囲気、温かみが感じられるサービスなど、けっこう良いです。
小さい飛行機でもジェット機で安定感あり、定員が少ないと乗降も手荷物の受け取りも早いというメリットも。機会あればぜひ、あえてIBEX、を選ぶのもおすすめです。
★【公式】IBEXエアラインズ | 航空券予約・空席照会・運賃案内