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【JAL】 ここが違う! ダイヤモンド・プレミア ラウンジとサクララウンジ 【利用レポ】

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日本航空(JAL)、国内線のラウンジは2つ。飛行機良く乗る方にはご存じの「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」「サクララウンジ」です。

どちらもJALの上級会員だったり、(普通席+8000円の)ファーストクラスに乗らないと利用できなかったりするので、一般の搭乗客にはなかなか特別な場所のようで、よく聞かれるのが「クレジットカードのゴールドカードでも入れないんですよね?」との質問。その答えはずっと変わらず、一切入ることはできません(ゴールドカードで利用できるのは別、カードラウンジ) 加えて、クラスJの搭乗だけでは、これらのラウンジは利用できません。

利用したことがない人にとっては”雲の上の世界”みたいな、航空会社のラウンジ。さらに一部の同じ空港では、2つのランクでラウンジが存在するわけで、その差はいかに?・・・両方を利用する中で、大きな違いやあまり違わないことなどもまとめて紹介します。

>> JAL国内線「発着案内」

JALの国内線ラウンジ、設置空港と利用基準

まず、各ラウンジがある空港と主な利用基準は、以下の通り。大きな空港には両方あり、中ぐらいの空港にはサクラのみある、といった感じです。中部(セントレア)などは、空港直営の共有ラウンジ。

【ダイヤモンド・プレミア ラウンジ】
■ 空港・・・羽田、伊丹、新千歳、福岡、那覇
■ 利用基準・・・JMBダイヤモンド会員、JGCプレミア会員、ワンワールドエメラルド会員、国内線ファーストクラス

【サクララウンジ】
■ 空港・・・羽田、成田、伊丹、関西、新千歳、仙台、小松、岡山、広島、松山、福岡、鹿児島、那覇
■ 利用基準・・・JMBサファイア会員、JALグローバル会員(JGC)、ワンワールドサファイア会員

その他、JMBクリスタル会員がマイルで利用できる・・・などもあります。最初にクリスタル獲得時、あまりにうれしく浮かれてマイルをポンポン出して利用していたことあります(今、改めて考えると、これはもったいなかった)

上級会員、どのくらいでなれるのかというと・・・1年間での搭乗回数だと、50回でJMBサファイア会員、80回でJGPプレミア会員、といった感じ。1ヶ月4回(2往復)以上のペースでひたすら乗り続ければサファイア会員。別途、フライトで貯まるポイントをためてサファイア会員に到達する方法もあります。国内線がメインならば、搭乗回数を重ねるほうがお金的には安く上がります、といっても最低40万円ほどかかる(こんな修行話は長くなるのでまた別途!)

>> JALカード会員なら当日でも買える! 【JALビジネスきっぷ】

国内線のラウンジ、最大の違い「軽食」の中身!

ダイヤモンド・プレミア ラウンジとサクララウンジ、おそらくその大きな違い・・・「軽食」です。

まず、ダイヤモンド・プレミア ラウンジには、軽食がしっかり置いてあります。おにぎりだったり、パンだったり、外のショップで買うと1個100円程度のものが、食べ放題。少なくとも小腹をちょっと満たすボリュームです。みそ汁やスープもある(特にスペシャルなものではない)

特に、JALの場合は「JAL特製焼きカレーパン」がラウンジ名物。11時半ごろから、各空港のダイヤモンド・プレミア ラウンジに並んでいます。その他、福岡だと「三日月」のクロワッサン、伊丹だと「ル・パン」のミルクブールなど、ご当地ならではの軽食が置いてあることも。

一方、サクララウンジの場合は「おつまみ」のみ。

コロナ前、スプーンですくって取る(駄菓子屋のような)「おかき」しかなかったのが、コロナ禍の今は袋入りのスナックが置いてあります。一時期、おつまみなにもなし、という時期もあったものの、それはさすがにマズいと思ったか。相変わらず「亀田製菓」で、1種類から最大3種類並んでます。

小腹を満たすには正直不十分、でも、ないよりはよい。お腹空いていて一気に7枚、食べたことあります。亀田製菓はおいしいです(ANAよりも)

ドリンクはお酒に微妙な差、ソフトドリンクは同じ

ドリンクはというと。ちょっと良いお酒が置いてある、ビールが4銘柄/2銘柄、という差はあります。

ただ、ソフトドリンクについては同じ。JALおなじみコーヒーハンター・川島良彰さんプロデュースのコーヒーも同じ。コーヒー、美味しいですけどね・・・

極めつけは、日本茶や紅茶、ティーバッグのラインナップ。銘柄も種類も、まったく同じです。

実は以前はまったく違ったのが、続々とリニューアルされる中で、気づいたら同じに。チラッと聞いたところ、お茶のニーズが、ラウンジ客にはあまりないようです。お茶派としては残念。

最大の差は「客層」で、ラウンジ内の空気が違う

ラウンジ内の雰囲気、これも違います。

インテリアなどは正直、差はあるものの、よく見ないとそんな差はよくわからない人がほとんどでしょう。それよりなによりも「客層」が違うので、ラウンジ内の空気が違います。社長、芸能人、著名人・・・スーツでビシッと決めたビジネスパーソン、片やブランドに身を固めたセレブ。ダイヤモンド・プレミア ラウンジのほうがよほど緊張感があり、サクララウンジのほうがざっくばらんというか、のんびり。夏休みだと、子どもが走り回っていることもあります。正直、サクララウンジのほうが気楽です(笑)

窓から外が見える見えないは、以前は某空港であった差は、今はほぼなし。幹線の空港が続々リニューアルされ、ラウンジから外が見えることが増え、そこは全体的にありがたく改善されてよかった点。電源やWi-Fi、トイレなども大差ないです。

ちなみに、国際線の場合、ラウンジの”中身”はもっと違います。寿司職人による握りずしが出されたり、靴磨きのサービスがあったり・・・長距離線の場合、ファーストクラスで往復200万円の世界なので、国内線と国際線の運賃以上の差が存在しますよと、念のため。

JALの場合、国内線なら、ファーストクラス(8000円)に乗れば、最上のダイヤモンド・プレミア ラウンジを利用できます。一方、ANAでは、プレミアムクラスに搭乗したとしても、ANA Suite Lounge は利用できません。ラウンジと機内、優先搭乗や優先手荷物受け取りなどひっくるめて”勉強代”と思えば、8000円は安いかも。

>> 出張ならクラスJ