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エアチャイナ(中国国際航空)乗ってみて率直な感想 – 機内食・サービス・座席 【2018年】

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最近よく聞かれます。「エアチャイナって、どう?」

今年2月、中国国際航空(エアチャイナ)を利用しました。
昨年3月のエコノミークラスと国内線に続き、
2度目はビジネスクラスで北京乗り継ぎシンガポールへ。

再び乗った、ということで自分的にはセーフ。
では、誰にでも一押しでおすすめするかというと、
「あとの責任」を持てないのでおすすめしていません。
他の中国系航空会社も同様。

では誰におすすめしているかというと、
飛行機にけっこうな数を自力で乗ってきている、
「大陸慣れ」もしくはサバイバル慣れしている、
いろいろ”経験”したほうが良い若者・・・などですね。

 航空券はとにかく「安い」

まず、エアチャイナのメリットはなんといっても「航空券の安さ」

セール価格が欧米行きで2万円台とか、あまりに安すぎる。
逆に不安になってしまいそうな運賃設定の仕組みは、
いまだよくわかりません。とにかく、安い。

サービスは値段相応+α

航空券が激安なので、空港のカウンターや機内でのサービスなどは、
(日本で買うと高額な)日系航空会社とは比べるまでもないものの、
ものすごく悪いと思ったこともなく、まさに「値段相応」。

これだけ安ければ納得できます。

飛行機は古くない、機内食もOK

乗る飛行機がオンボロかというと、これもあまり該当せず。
某日系航空会社の中国便よりシートが新しいことも多々あり。

一度トイレのドアが壊れていた機材に当たったことはあるものの、
激安なので許容範囲。機内食も中国料理の国なので、普通またはそれ以上です。

日本=中国間ぐらいなら、口に合わなければ食べなくても、
我慢できるフライト時間です(内陸除く)

さて、ここから、旅行初心者におすすめしづらい本題です。

日本の搭乗ゲートから「中国」

日本の空港から出発する場合、搭乗ゲートからすでに「中国」

列を守らない、騒がしい、どこか殺伐としている・・・
空港スタッフがまだ大半が日本人なので丁寧ではあるものの、
乗客ほぼ中国人なので、いきなりその「勢い」に飲まれかねません。

機内に入ってさらに「戦い」が続きます。

座席上の物入れスペースで戦う、
自分の席に堂々と勝手に座っている客と戦う、
座席を大きくリクライニングしてくる客と戦う。

そして、機内での騒々しさは半端なく、
シートベルト着用サインが消えると一斉にシートベルトを外し、
狭い機内を歩き回ります。

北京首都国際空港での乗り継ぎが鬼門

エアチャイナで欧米などに行く場合、北京や上海などでの乗り継ぎになります。
中国での乗り継ぎはハード。
何度利用しても、スムーズにいった試しがありません。

乗り継ぎ窓口が少なくて長蛇の列、中国人は列の順番を守らない、
保安検査場はカオス、手荷物は「乱雑」に扱われる・・・
先の記事にも書いた、ビジネスクラスだったのに、
預けたスーツケース内の液体物が”破裂”した惨状を、
目の当たりにしたこともありました。

あと、乗り継ぎできず翌日の便へ振り替え、
エアチャイナが用意した空港ホテルで見知らぬ人と、
相部屋になった話を聞いたことがあります。

何時間遅れという遅延も日常茶飯事。
日本では考えられないことが起こります。

中国はLINE、GoogleなどSNSが軒並み繋がらない

中国の空港ではWi-Fiがあり、たいてい無料。
ただ、その利用方法が難しいだけでなく、
中国ではGmailを含むGoogleをはじめ、LINE、Twitter、
Facebook、Twitter、Dropboxまで、中国政府による「金盾」政策により、
基本的に繋がりません。

ただ例外もあって、ドコモなどの海外ローミングサービス、
日本でレンタルしたWi-Fi、香港で買った中国大陸対応SIMなどだと、
普通に繋がります。

中国でのネット回線の確保は日本にいる時からリサーチが必須。

機内持ち込み手荷物がエコノミー「5kg以下」

エアチャイナに限らず、中国の航空会社はどうも「5kg」が、
スタンダードのようです。

日本や韓国だと10kg、ほかはたいてい7kgまでなので、
5kgはかなり厳しい。ビジネスクラスですら8kg。

カウンターやゲート前できっちり計測されたことはないけれど、
もし計測されてオーバーしていると中国なだけに、
容赦なく没収されそうでいつも戦々恐々です。

結論として、日本と同じ感覚で利用すると、
ほぼ必ず痛い目に遭います。

それを「経験」と前向きに考えられるか、
なにが起きても「中国だし、こんなもん」と、
気持ちに余裕を持てるかが肝心。

ただ、慣れてしまえばこっちのもんで、レガシー(大手航空会社)なのに、
安くてありがたい航空会社になるかなと思います。