【エジプト】 旅行はもう安全? それとも危険? 治安情報 2017

エジプトへの旅行はもう安全か、それともまだ危険なのか。

これは調べる時期によってまちまちで、たった数ヶ月前の情報が役に立たないことも。ひとまず最優先は、海外そして日本でのニュース、そして「外務省の危険情報」のチェックをぜひ(← これがすべてではないのでくれぐれも参考程度に!)

海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報

2016年12月下旬、エジプトに行きました。その時から現在(2017年11月)まで、それほど状況は変わってない、むしろ悪くなっている可能性もあります。これから行かれる方、特に「女性」の方は参考にしていただけると幸いです。


■ エジプトには「安全」な場所と「危険」な場所がある

先に紹介した外務省の危険情報を見ると、カイロ、ルクソール、アレクサンドリア、ハルガダ、シャルム・エル・シェイクなどが「レベル1」、その他は「レベル2」、そして、テロが頻発するシナイ半島などは「レベル3」となっています。

自分自身、世界各国に行く中で、レベル1はなんとか行ける、でもレベル2以上は絶対に行くべきでないと考えています。実際、レベル1の場所でも事件やテロが直近で起きています。エジプトでも。

定番の『地球の歩き方 エジプト』にはいろいろな場所が載っていて、あれこれ行きたくなります。自分もその1人です。でも、レベル2以上だと絶対に止めます。何事も情勢の見極めが大事です。

ちなみに、外務省の危険情報で、エジプトの「レベル1」は当てにならないと、個人的に思っています。エジプトは観光産業しかほぼない国で、先の政変で日本人観光客が激減したことで大ダメージがあったと聞きました。ので、エジプト政府が日本政府に半ば泣きつく形で、日本人の定番観光ルートのみ、レベル1に設定しているのだと、一部でも言われています。日本の旅行会社にとっても、中高年に人気で儲かるエジプトツアーがなくなるのは痛いでしょうし。

エジプト政府が日本人観光客のために治安維持に力を入れているのは、現地でも伝わってきました。しかし、カイロやアレクサンドリア、ルクソール、ハルガダなどでここ1年以内にテロが起き、犠牲者も出ています。危険と隣り合わせ、という意識を、例えツアーであっても持たないといけません。

■ ツアーでは滞在するホテルやクルーズ船にも警察がいる

エジプトには「ツーリストポリス」(観光警察)が、日本人のツアー客が滞在するホテル、またナイル川のクリーズ船の入口に必ずいて、関係者以外は出入りできないようになっていました。

私は日本人なのでスルーでしたが、エジプト人はガイドですら通るたびに厳しくチェックを受けていました。ので、ツアーだとその分、安全度が高いかと。ただ、「籠の中の鳥」状態です、安全といえば安全でしたが・・・本当のエジプトは、あれではまったく見えませんね。ホテル→遺跡→土産屋→ホテル、のループです。

■ 街歩きはかなり旅に慣れていないと危険、カイロは特に注意

ツアーは午前中に遺跡巡り、午後から自由時間というパターン。自由時間、船で移動でなければ、自分は外に出ました。

ただ、別のツアーだと「絶対に外に出るな」というお達しまで出ていて、誰1人も出ていませんでした。が、自分は同じツアーの男性2名と、ルクソールとアスワン、そしてカイロ郊外の街に出て行きました。

ホテルやクルーズ船を出た途端、ものすごくしつこい売り込みに遭います。子どもが「バクシーシ」と殺到してきます。が、道路を渡っただけで、しつこさゼロ。観光地とそうでない場所のギャップが激しいです。現地の物価の何倍もする観光地料金と違い、ボッタクリもないどころか、いろいろ助けてもらって皆さんすごく優しかった、これが本当のエジプトだと思います。ただ、ツアー客がそこまでたどり着くのは難しいんじゃないかと・・・

首都カイロは、地方のエジプト人も「危ない」というほどカオスです。私も正直、バスから車窓を眺めて観察しながら、「これは無理だ」と思ったほと。道路を車とバス、そして馬が走っていて、ゴミだらけ。バスはエジプト人女性でもよく痴漢にあいますし、結局、タクシーでホテルから郊外の高級ショッピングモールまでピンポイント移動しました。

■ 女性は日中でも危ない、ナンパ攻撃に遭う

女性の1人歩き、エジプトどこであっても初めてだと絶対におすすめしません。エジプトはイスラム教徒が多い国です。日本人女性はそのままだと目立つので、自分はちょっと慣れた頃、頭にスカーフ、必ずサングラスを掛け、とにかく足早に移動をしていました。絶対に安全と感じたのはカイロ郊外の高級ショッピングモールぐらいです(ここは外国人が多かった)

ナンパもすごい。遺跡でずっと声をかけられっぱなし、おかげでじっくり見られなかったほどです。真っ昼間から奥様子ども付きのエジプト人男性に声をかけられ、あまりにしつこくて奥様にヘルプを求めたら即座に駆けつけて助けてくれたことも。誘われたらウソでも「既婚者です」と主張するのが正解です。

■ 自分の身は自分で守る覚悟、「たびレジ」登録も大事

もし、エジプト滞在中に有事が起きたら・・・これを一番心配される方が多いかと。

ツアーだと、添乗員か日本語ガイドに頼る、しかないという人は多いです。エジプト旅行中のツアーを観察すると、添乗員1名しかおらず、現地オフィスみたいなものもなさげ。この方々に頼れない事態が起きたら、一体どうされるのでしょうか。英語もアラビア語もできず、ネットも通じず・・・

エジプトには、日本大使館がカイロにあります。大使館の任務は、邦人保護です。現地在住の日本人向けに各国の日本大使館が出している「安全の手引き」はサラッとでも一読するのをおすすめします。旅行者でも参考にはなります。緊急連絡先も載ってます。自分はプリントアウトして現地にも持参しましたし、日本大使館の場所の地図も持っていき、頭にも入れて行きました(どの国に行く時も同じ)

在エジプト日本国大使館 – Embassy of Japan in Egypt

あと、外務省の「たびレジ」には、ツアー参加有無にかかわらず、登録しておきましょう。エジプトでネットが使えるのが前提ですが、危険情報などが届きます。

■ まとめ

エジプトを訪れる観光客の数は、アラブの春やその後のテロなどで激減。それでエジプト政府は今、国を挙げて日本人を含む観光客の誘致に力を入れています。エジプト航空の直行便も、2017年10月末から週1便で再開しました。搭乗客はほぼ日本人と聞きました。運賃をチェックしたところとても高いので、在日エジプト人も気軽に帰省には使えないでしょう・・・日本人のエジプト人気、根強いです(自分が参加したチャーター便もずっと満員だったそうです)

ひとまず、大手旅行会社のツアー内だけの行動なら、安全かなと。JTBなど、大手を選ぶことが肝心です。いざとなった時、強いかと思います。ただ、過去にルクソールの神殿で日本人ハネムーン客が襲撃された時は、JTBでしたので、もちろん一概には言えませんが。

正直、事件はどこでも、日本であっても起きます。ただ、ツアーだけでは本当のエジプトの魅力はわからないですし、「物価が異様に高い」のもネック。街に出ると、エジプトポンドが大暴落しているのもあって、すごく安い買い物もできますし、本来のエジプトらしさも垣間見れます。しつこい物売りだっていません。

とはいえ、街に出ていくのは相当に旅慣れていないと、英語が堪能でないと、かなり厳しいです。また、男性と女性とでも状況は違ってきます。

(追記)

日本で、エジプト観光の関係者の方々は「エジプトは安全だ」と強く主張されます。ピンポイント的には確かに安全でも、全土的にはもう世界で指折りの危険な国なのは、誰が見ても明らかでしょう。現に、その方々に「エジプトに直近で行きました、街なかを歩いて見てきました。あれは安全でしょうか」と伝えたら、露骨に嫌な顔をされました。ツアーから逸れた場所の状況、よほど知られたくないのでしょう・・・

  

++++++++++++++++++++++++++++++

Instagram 更新しています →
Facebook ページ →
Twitter →

航空雑誌「月刊エアライン」で女子コラムを連載中 → 購入はコチラ
All About (オールアバウト) 飛行機の旅 ガイドのページ →

++++++++++++++++++++++++++++++

You may also like...