イタリアの高速鉄道「イタロ」に乗った感想(ミラノ~フィレンツェ)

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海外では、飛行機ばかり乗っているかというと、
実はそうでもなく【鉄道】でも移動しています。
たまには【高速バス】も。

もっともよく訪れている「イタリア」でも、
鉄道、けっこうフル活用してます。

2007年のイタリア初訪問から、イタリア国鉄(TRANITALIA)には、
大変な目に遭わされてきました・・・いつも遅れる。
昔は、窓口で切符買うのも”カオス”でした。

それでも懲りずに乗ってます(←もはや意地!)

今回乗ったのは、イタリアが誇る最新高速鉄道、
「Italo」(イタロ)です。
乗った区間は、フィレンツェSMN駅→ミラノ中央駅。

赤いデザイン、あのフェラーリのデザイナーさんが、
車輛もデザインしたと聞きました。
この辺は、さすがイタリア。センスが違う!

なお、イタリアの高速鉄道は、国鉄が運行する、
「FRECCIAROSSA」(フレッチャロッサ)と、
私鉄が運行するイタロの2つがありまして、
同じ線路を2つの鉄道会社が走っているという、
日本では、ちょっと考えられないことが、
現実に行われています。

切符を買う時は、会社別なので違います。

実は、イタロに乗るのは人生2度目。
2013年夏にも乗ったことがありました。

当時は本当に新しくて、ミラノ行きはすべて、
中央駅ではなく、ポルタガルバルディ行き、
だったのが、今は変わりました。
中央駅に直接着くのは、やはり便利。

前回は、ボローニャ中央駅の自動券売機で、
切符を買った記憶がある一方、今回は、
事前に(日本で)ネットで購入。

公式アプリから、iPhoneのPassbookに、
QRコードを登録すると、それが切符となり、
そのまま乗れて便利でした。

時代は進化していますね。

座席は4つのランクがあります。
今回は一番安い「SMART」で。
新幹線の普通席よりちょっと下ぐらいの、
乗り心地。2時間、特に問題なし。

飛行機以外は「節約」ですから!

ミラノ―ボローニャ―フィレンツェ―ローマ―ナポリ、
イタロは、イタリアの主要都市、いわば大動脈を、
新幹線のように走っています。

ミラノからナポリまで「SMART」でずっと乗るのは、
さすがにしんどそう・・・

ちなみに「SMART」では、ドリンクも何も、
サービスは一切なし。座席だけ!
欲しければ、車内にあるバールへ。
ちょっと高めだけど、新幹線に昔あった、
売店のようで、なかなか楽しいですよ。

途中の駅にて。
イタリアは(中身はともかく)駅のデザインもステキ。

車内で【Wi-Fi】が使えます。
電波は貧弱だけれど・・・あるだけマシか。

電源も窓側席にあります。
壊れている可能性もあるので注意(ここはイタリア)

2時間の電車旅を終え、ミラノ中央駅に到着。

毎回この駅を使って思う、映画の1シーンのように、
ステキな駅で、テンションが上がる。

ただ、駅を一歩出たら、治安がものすごく悪いので、
一目散に去らないといけない。

近年、イタリアでは画期的な「改札」が設置され、
ホームが、ちょっと安全になったのは良いこと。
とはいえ、油断は禁物。

イタロは、めったに遅れません。
フレッチャロッサも。
高速鉄道は大幅に遅れた場合、払戻保証があるので、
他の普通列車、急行列車をどんどん追い越してでも、
半ば強引に運行します。

イタロ、前もって買うと、けっこう安いです。
朝夕のピーク時間帯はちょっと高め、日中は安い。
日が近づくにつれて高くなるので、早めの購入を、
おすすめします。

イタリアの鉄道旅、楽しいです。
遅れなければ。
突然、列車どっか消えた、とかもあったなぁ・・・昔に。