★必読★ 飛行機が突然「欠航」した時にするべきことは? 【2021年版】
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もしも、自分が乗る予定の、飛行機の便が、当日突然「欠航」してしまったら・・・?
出発前日までに欠航の連絡がもしあれば、まだマシ。しかし、出発当日だと、誰でもけっこう焦ります。よく乗っている人であっても。
搭乗ゲートの前で出発を待っている時、乗る予定の飛行機が目の前に駐機しているというのに「欠航です」ということだって、あり得ます。
急に欠航する主な理由は、台風や霧、大雪といった天候不良などはほぼありません。天候事由は数日前に告知されます。突然の欠航は「機材整備」「機材繰り」などが多いです。
以下、ANAおよびJALで、もし突如、欠航に遭遇したらどうすれば・・・のヒントをご紹介します。
【1】 連絡、即、他の便、他の航空会社で「空席」探し
もし欠航を知ったら、即座に、できればその場で、スマートフォンで公式アプリ、パソコンの公式サイトなどを開き、他の便や他の航空会社で「空席」を探して、もしあれば予約が先決です。
空港へ行ってからの手続きでは、移動時間すらタイムロス。他の便の空席は、いわば「早い者勝ち」だからです。
特に、欠航した便の乗客が他の同じような時間帯の便に”殺到”します。残りの席は”争奪戦”となります。
WEBが開けない状況であれば、国内線デスクなどに電話するのも手。上級会員であれば、そちらの専用電話番号のほうが繋がりやすいです。
【2】 空港のカウンターにダッシュ
もし、空港もしくは極めてそれに近い場所にいたら、自分が予約していた欠航便の航空会社カウンターへ、まずは走りましょう。カウンターで便の振替をしてもらうか、できなければ「空席待ち」です。
当日便の空席待ちは、空港のカウンターでしか手続きができません。早く手続きした人のほうが順番が早い、これも「早い者勝ち」です。ただ、優先順位は厳密には先着順ではなく、これは後述します。
なお、他の航空会社の便に振り替える際、①他の航空会社の便の予約をする、決済はしない→②欠航した航空会社のカウンターでその予約を提示して手続きしてもらう、という流れです。
空港での空席待ちの流れが、ANA公式サイトで紹介されています(↓) 2020年4月からその流れが一部変わりましたが、大きくは変わっていません。
【参考】
空港での空席待ちについて(ANA)
【3】 「空席待ち」の順番は上級会員から
JALの場合、空席待ちのカウンターで呼び出されます。カウンターの近くにあったり、保安検査場を通過して搭乗ゲートのそばにあったりと、空港によって異なります。指定された時間に必ず、早めに行って待ちます。空席待ちは1度しか呼ばれません。
そして「呼び出し順」がキッチリ決められています。最上級会員にあたる「種別S」から呼ばれます。同じ種別内では、先着順。
【JAL】
種別S(JMBダイヤモンド、JGCプレミア、oneworldエメラルド)
種別A(JALグローバルクラブ、JMBサファイア、JMBクリスタル、oneworldサファイア、oneworldルビー)
種別B(一般)
一方、ANAは、JALと同じだったのが変更されました。搭乗ゲートの前のデジタルサイネージに表示され、自動チェックイン機で手続きする流れです。
また、呼び出し順位が、以前より細かくなりました。元の欠航便の運賃クラスは関係ありません。
【ANA】※2020年4月から変更
A:ダイヤモンド
B:プラチナ
C:スーパーフライヤーズ(SFC)
D:スターアライアンスゴールド
E:ブロンズ
F:スターアライアンスシルバー
G:ANAマイレージ会員
H:非会員
I:その他
いくら早く空席待ちの手続きを当日行っても、上記の順番は絶対です。あとから来た上級会員に抜かされた、ということは日常茶飯事。悔しくても、諦めるしかありません。
航空会社の上級会員であること、その最大のメリットはこの「空席待ちの順番」にあると、個人的には考えています。
【4】 飛行機をあきらめ、他の交通手段を選ぶ
もし、他のどの便も満席で、上級会員の資格がなければ、空席待ちをしても乗れる確率は正直低いです。座席数や便数が少ない地方路線だと、空席待ちで乗れる確率はさらにグッと下がります。
飛行機は欠航が決まると、支払った金額の全額が後日返金されます。その手続きはウェブでも後日でも可能なので、先に他の交通手段を調べて動くほうが、効率的。東京=大阪なら新幹線、夜行バスなどもあります。
ANAやJALでは「運航状況のお知らせ」を登録しておくと、欠航などの連絡がメールで届きます。これは必ずあらかじめ登録しておきましょう。
>> JAL国内線「発着案内」