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航空会社のストライキは、日本にいるとなかなか馴染みないものの、
海外ではけっこう起こります。ヨーロッパもアジアも。

過去10年で、イベリア航空とエールフランスの2度、遭遇しました。
どちらもツアーでもない個人手配の航空券だったので、
振り返ると大変だったなーと思います。今でも。
ストライキは突然起こらない、事前に「予告」がある
まず、自分が利用する航空会社がストライキを行う予定があるか否か、
帰国の便に乗るまで、頭の片隅に入れておきましょう。
ストライキは(会社への事前申請が必要なため)
あらかじめ「予告」されます。
航空会社の公式サイトなどにも載ります。
日本のように「どうせストライキは決行されないだろう」という考えは甘い。
海外ではストライキは決行されます。容赦なく。
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欠航の連絡が来たら、とにかく即!動く
もし、自分の便が欠航になると、登録したメールアドレスに、
「欠航のお知らせ」などの連絡が届きます。
それが分かった瞬間に、いち早く動くのが大事。
振替便は「早い者勝ち」になり、電話は繋がりにくく、
公式サイトもサーバーがダウンすることも。
ひとまず、コールセンターに電話をかけ続ける、
空港のカウンターに走って並ぶなど、
真っ先に”行動”しましょう。
海外にいると、国際電話は高額。
「Skype」だと、
アプリをダウンロードすると国際電話も安くかけられます。
ちなみに、イベリア航空でストライキに遭遇した時、
数日前に帰りの便のストライキが予告されているのを、
行きの空港(ミラノ・マルペンサ)でスタッフが教えてくれ、
乗り継ぎのマドリッド・バラハス空港にあるチケットオフィスで、
帰りの便を自力でなんとか変更。
メールは受信していたものの、スペイン語で理解不能だったという・・・
航空券を購入した場所で、問い合わせ先が違います
ちなみに、ストライキでの欠航に伴う対応先は、
「どこで航空券を買ったか」によってそれぞれ異なります。
以下は一例です。
■ 自分で公式サイトで購入した航空券 → 航空会社のコールセンターやチケットオフィス
■ 「エクスペディア」などで購入した航空券 → 「エクスペディア」などのお客様窓口
■ 旅行会社が手配した航空券 → 旅行会社のお客様窓口
ストライキでかかった費用は基本補償してくれる
ストライキの影響で「空港でかなり待たされた」「翌日の便に振り替えられた」
「出発や到着の空港を勝手に変更された」などが起こった場合、
それにかかった宿泊費や飲食代、交通費などは、航空会社が、
ある程度は補償してくれるのが基本です。時間はかかるかもですが。
領収書は、あとの手続きで提出するため、必ずもらい、大事に保管しておきましょう。
航空会社が、ホテルや食事代、交通費などを、
カウンターで用意してくれることも。
このパターンは2018年のエールフランスでのストライキ遭遇時に、
似たような体験しました。
【参考】日本発フランス行きのフライトで起こったトラブル(後編)
海外旅行保険でも、ストライキ遭遇でかかった費用などは、
おおむねカバーしてくれます。
航空会社によっては、保険のほうが補償額が多いと、
保険を使うように勧められることも。
海外旅行保険には、ストライキに関わらず、必ず加入しておきましょう。
やむを得ず自腹、後日請求を前提に、先に先に動く
航空会社が用意する代替便より早く、どうしても飛行機に乗らないといけない場合。
ひとまず自分で航空券の代金を支払う=「有償」となります。
これもあとで航空会社が補償してくれる、海外旅行保険でカバーできる、
場合もあるので、領収書は無くさないように。
ホテルや交通費なども同様。自腹を切っても、あとで航空会社が補償してくれる、
海外旅行保険でカバーできることもあります。
事前に、保険金の支払い基準などをしっかり読んでおくのがいかに大事か、
こういう事態に遭うとつくづく痛感します・・・
航空券の検索は「スカイスキャナー」で。
その時点で一番安い手段を提示してくれます。
ホテルの検索は「Booking.com」
「agoda」「Expedia」などが便利。
空港に近いホテルも早い者勝ち、下手したら空港のベンチで、
一夜を過ごすということにもなりかねないのがつらいところ。
特典航空券、提携航空会社の場合
マイルでの特典航空券、また、提携航空会社の場合も基本は同じ。
購入した先の航空会社または旅行会社などが対応窓口になります。
例えば、エバー航空を予約していてストライキで欠航したら、
ANAに振り替えてもらった、ということも起こります。
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